梼原町立図書館(別名:雲の上の図書館/高知県高岡郡)杉の香りただよう「森の中の読書空間」

公開日: 更新日:

最大の特色は本の並べ方

 蔵書は6万冊以上。1階は主に新聞や雑誌、新着図書、郷土に関する本、絵本など。カフェコーナーもある。2階は自然科学、歴史、美術と芸術、現代と未来という大きく4つのジャンルに分かれた小部屋の他、一般書のコーナーには日本及び海外文学や文芸論、旅行、趣味、医療、健康、スポーツ、園芸、ペットなどの書が並び、文庫・新書のコーナーも。ゆったりしたソファと組み合わせ自由なテーブルのあるコミュニケーションラウンジには美術全集や作家の全集、漫画などがあり会話も可。ひとりで本や作業に集中したい向きにはパソコンやタブレットが持ち込める閲覧コーナーが便利だ。ジャズやクラシックが流れる心地よい空間で、時を忘れて過ごせる。

「最大の特色は本の並べ方です。司書がテーマごとに、思わず手に取りたくなるように工夫しています。館内は窓が大きく、明るく開放的で、照明は森の中の木漏れ日を意識したものです」(見目さん)

 1階にカフェコーナーがあるが、食べ物は1階のみOK。飲み物はフタのついたものであれば全館大丈夫だ。

 近くには「雲の上のホテル」も。本館は建て替え中ながら、別館は営業しており、図書館の観光客カードを利用すれば本を借り、ホテルでゆっくり読むこともできる。

●住所 高知県高岡郡梼原町梼原1212-2(電0889-65-1900)
●開館時間 9時から20時(毎週火曜と最終週の金曜は休み)
●アクセス 高知龍馬空港から車で約1時間40分。JR須崎駅からバスで約1時間17分 

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”