自衛隊もうボロボロ…自衛官の採用達成率51%で過去最低、足を引っ張る不祥事も次々発覚

公開日: 更新日:

 かつては不景気になると自衛官の採用が増えると言われたものだが、防衛省は8日、2023年度の自衛官採用人数の募集計画(1万9598人)に対し、達成率が過去最低の51%(9959人)だったと公表した。

 防衛省は日本社会の少子化が背景にあると分析し、人材確保策を練っているが、その足を引っ張るかのように不祥事が続出している。

 9日のNHKによると、遭難した潜水艦の救助などにあたる海自の複数の隊員が、訓練などで潜水を行った際に支給される手当を架空請求していたという。不正受給の総額は数千万円にのぼり、隊員数十人が近く、処分される見通しだ。

■新たに潜水手当の不正受給発覚

 また海自では、今月に入って、潜水艦乗組員らが川崎重工業から裏金接待を受けていたことが発覚。

 さらに護衛艦隊で国の安全保障にかかわる「特定秘密」情報を資格のない隊員に取り扱わせていたとして、複数の幹部が近く、処分される見通しで、海自トップの酒井良・海上幕僚長が辞任する意向を示している。

 関連記事【もっと読む】では、世間を震撼させた2023年12月の陸上自衛隊員による殺人事件について詳細を報じている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗