本当にコメは品薄か? SNSで指摘される「令和の米騒動」のウラにTVメディアの“煽り報道”

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 果たしてテレビメディアが「米騒動」と大騒ぎするほど、コメは品薄なのか。

■懸念されていたのは「米騒動」ではなく、価格高騰による消費者離れ

 農水省は1カ月前の7月30日、コメの需要や生産に関する現状や見通しを公表。それによると、6月までの1年間の主食用のコメの需要は前年比11トン増の702万トンで、10年ぶりに増加。民間在庫は同月末の時点で同2割減の156万トンだったという。

 背景には、パンや麺など他の主食品と比べて値上がり幅が緩やかなコメの需要が高まった事や、訪日外国人の増加に伴う日本食ブームがあるとみられている。ただ、林芳正官房長官(63)は7月末の会見で「現時点で食用米の全体需給はひっ迫している状況ではないと認識している」と説明。この時、政府内で懸念されていたのは、コメを奪い合う「米騒動」ではなく、むしろ価格高騰による消費者離れだったという。

 それがなぜ、あっという間に全国の店頭からコメが消える事態となったのか。SNS上でささやかれているのはテレビメディアの“煽り報道”だ。

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