“自分は舛添とは違う”斎藤元彦兵庫県知事は出直し選挙ヤル気満々!地元政界はカオス状態に…

公開日: 更新日:

テレビ番組は「事実上の選挙活動」

 19日に不信任案が可決されて以降、斎藤知事は複数のテレビ番組に生出演。「事実上の選挙活動」(前出の県政関係者)とみられている。

 こうした斎藤知事の動きを受け、地元政界はカオスだ。どの政党も知事選での対立候補探しに必死になっている。地元自民党関係者はこう言う。

「候補者選びは難航中です。県内小選挙区選出の西村康稔前経産相が後押しする元官僚が浮上していますが、我々としては受け入れがたい。裏金議員で党員資格停止中の西村さんに任せるわけにいきませんからね。プロパーの県職員を立てたいのですが『火中の栗』で、なかなか受けてもらえない状況です」

 一方、立憲民主党系の候補としては関西圏の首長経験者の名前が浮上。「能力は抜群」(地元関係者)というが、知名度は高くない。斎藤知事の“製造責任者”である維新は迷走中。「県連代表の片山大介参院議員を立てるしかないのでは」(前出とは別の維新関係者)なんて声が上がる状況だ。

 ドタバタの末に「斎藤再選」なんて展開もあるのか……。

  ◇  ◇  ◇

 斎藤知事は“ピカピカの経歴を持ったエリート”と評されがちだが、霞が関官僚や20代の東大大学院生の意見はそうとは限らないようで…●関連記事『【もっと読む】兵庫パワハラ知事やコバホークも? 東大→官僚→政治家は“ピカピカの経歴”にあらず旧いタイプ』で詳報している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  2. 2

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  3. 3

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  4. 4

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  5. 5

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  1. 6

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  2. 7

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  3. 8

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  4. 9

    「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  5. 10

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」