兵庫・斎藤元彦知事は「確証バイアス」か? 5000件の「辞めて」より1通の「辞めないで」に涙

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 認知心理学や社会心理学で、自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識的に集め、反証する情報を無視したり集めようとしなかったりする傾向を「確証バイアス」と呼ぶらしいが、この人物もその傾向にあるのではないか。兵庫県議会から不信任決議を突き付けられた斎藤元彦知事(46)のことだ。

 斎藤氏は26日に会見を開き、「大きな混乱を招いたことに責任を感じている」と陳謝する一方、これまでの県政改革の実績を強調。「新しい県政をつくっていく大義を私は抱いている。県民の皆さまにもう一度力を与えていただきたい」と訴え、失職した上で出直し知事選に臨む意向を表明した。

 ネット上で批判の声が拡散されたのが、出直し選挙への出馬を決断したタイミングを問われた際の発言だ。

 斎藤氏は「(会見前日の)25日の朝だ。高校生から『辞めないでほしい』と書かれた手紙を手渡された」と明かし、「こんな自分でも期待してくれる人がいる。大変だと思うが頑張ってみようと覚悟を決めた」と涙を浮かべていた。

■自分に都合のいい情報ばかりを集めていなければ…

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