兵庫・斎藤元彦知事は「確証バイアス」か? 5000件の「辞めて」より1通の「辞めないで」に涙

公開日: 更新日:

 認知心理学や社会心理学で、自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識的に集め、反証する情報を無視したり集めようとしなかったりする傾向を「確証バイアス」と呼ぶらしいが、この人物もその傾向にあるのではないか。兵庫県議会から不信任決議を突き付けられた斎藤元彦知事(46)のことだ。

 斎藤氏は26日に会見を開き、「大きな混乱を招いたことに責任を感じている」と陳謝する一方、これまでの県政改革の実績を強調。「新しい県政をつくっていく大義を私は抱いている。県民の皆さまにもう一度力を与えていただきたい」と訴え、失職した上で出直し知事選に臨む意向を表明した。

 ネット上で批判の声が拡散されたのが、出直し選挙への出馬を決断したタイミングを問われた際の発言だ。

 斎藤氏は「(会見前日の)25日の朝だ。高校生から『辞めないでほしい』と書かれた手紙を手渡された」と明かし、「こんな自分でも期待してくれる人がいる。大変だと思うが頑張ってみようと覚悟を決めた」と涙を浮かべていた。

■自分に都合のいい情報ばかりを集めていなければ…

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する