紅葉期に備えオーバーツーリズム対策に本腰 日本屈指の観光地「京都・嵐山」の取り組みとは

公開日: 更新日:

 日本屈指の観光地として知られる京都・嵐山。近年は平日でもインバウンド客であふれかえり、さまざまな弊害が起きている。そうしたオーバーツーリズムに対処すべく、地元の商店街や自治会が本腰を入れ始めている。

 竹工芸品を扱う「いしかわ竹乃店」3代目で嵐山商店街会長の石川恵介氏が近年現地が抱える問題について説明する。

「コロナ禍前にも訪日観光客は多かったのですが、今年は過去最高です。特に問題なのが渋滞。他にも、観光客が殺到する長辻通りで団体の観光客らが2列、3列に連なりガイドの説明などを聞いていると、歩道をふさいで道路に人があふれてしまう。地域のドライバーからは“いつ事故が起きてもおかしくない”と不安視する声が上がっていました」

■ポイ捨て防止に“お守り”配布

 そこで、渋滞回避と安全のため、長辻通りでは通年で土・日・祝日に北行一方通行規制を行っていた。しかし、観光客は増加の一途で、昨年は紅葉シーズンに合わせて約1カ月間、平日も一方通行を行ったという。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲