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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

罰金を取られるわけじゃないけど…危険な「落とし穴」は身近に潜んでいる

公開日: 更新日:

「それってフライングじゃね?」

 前の車が赤信号なのに動きだした。道路交通法では、見切り発車は「信号無視」に相当。

「はい罰金9000円。違反点数は2です」

 でも、この信号は「工事用」だ。「あと30秒」とか「10秒」とか出るアレ。

「小さな信号だけど、これも無視になるの?」

 正確に言えば、違反ではない。道路交通法が定める信号機とは、「公安委員会が設置したもの」もしくは「警察官の手信号」のふたつだけである。だから、この場合はセーフ。

「なんだ、捕まればいいのに、惜しいなあ」なんて思ってはいけない。

 同様にスーパーの出口にあるヤツも同じ。

「左折のみ」という標識になっていても、堂々と無視したりする。

「俺は右に行きたいのに、左だけって、そりゃ無理でしょ」と、強引に右折したりする。

「標識が悪い!」--そう完全に決めつけている。

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