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柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

イオンPB「シャープな香りと辛みのコショー」vs S&B「テーブルコショー」全方位で比較

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コショー編

 私もよく取材を受けるようになったPB(プライベートブランド)ですが、スーパーの食品に占める比率は過去最高の2割近くまで高まっています。実は1960年代からすでにダイエーなどで生産されていたのですが日の目を見ず、試行錯誤を重ね、停滞期を経て、今、ようやく光を浴びているのです。

 スーパーとしても粗利益は、一般のNB(ナショナルブランド)のメーカー商品の20%に対し、PBだと30%あまりで10%も多いので、増やしたいのもわかります。中にはメーカーの商品はまったく置かずに、PBしか陳列しないスーパーも増えていて、そのうち一般メーカー品に触れることがなくなり、NBの味を忘れてしまいそうです。

 最近のPBは単価が安いだけでなく、有機食品などオリジナルのものや付加価値をつけた商品も登場していて進化しています。

 PBにもいろいろなパターンがあります。メーカーとの共同開発が80%、メーカーからの提案が44%で、必ずしもスーパーがメーカーに対してライバル心むき出しにし、対抗して出した商品というわけではありません。

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