大阪万博“一事が万事”のグタグダ感…「巨大リング」再利用に暗雲、広報体制すらままならず

公開日: 更新日:

広報体制すらままならない

 仕方なく「コンタクトセンター」に連絡すると、協会の広報報道課が「府知事の発言に関する内容なので、府に問い合わせて欲しい」と、たらい回し。ラチが明かないため、今度は府の代表電話から万博推進局に直接取り次いでもらうようお願いしたが、オペレーターは「こちらから推進局に内線を回せないんです」と困った様子だった。

 そこでメディア対応を担当する報道グループにつないでもらったのだが、こちらも「愛称公募については情報が共有されていない」とお手上げ状態。

 結局、「万博推進局に折り返すように伝えます」(報道グループ)と言われたきり、25日までに回答はなかった。

 単に「リングの愛称公募の件がどうなったか」を聞いているだけなのに、一事が万事この調子。誰が何に責任を負っているのか不明確なのだ。

 万博に参加する海外要人は2000人規模に上るという。底抜けのグダグダぶりでは、警備体制にも不安が募るばかりである。

  ◇  ◇  ◇

 大阪・関西万博の前売りチケットがてんで売れておらず、埋め合わせに税金が投入される可能性も否めない。●関連記事『【もっと読む】大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚』で詳報している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」