裏金自民「赤い羽根募金」への寄付は新たな“抜け道”か? トンチンカンぶりにSNSドン引き

公開日: 更新日:

《懐かしい赤い羽根募金。でも、これからは赤い羽根を見ると『裏金』を連想しそう》

《やめろ!裏金自民が寄付などしたら、赤い羽根募金の高潔な志がけがれる》

■特定公益増進法人に対する寄付金は、所得控除を受けることができる

 ちなみに国税庁などのホームページを見ると、「特定公益増進法人に対する寄付金については、所得控除を受けることができます」とあり、「中央共同募金会」もこの法人に該当。同会でも「共同募金会への寄付は、法人、個人ともに、税制上の優遇措置の対象となります。特に『赤い羽根共同募金』への寄付は、公益性、緊急性が高い寄付金として財務大臣が指定する『指定寄付金』とされ、法人寄付の場合は寄付金の全額を損金算入することができます(共同募金会は、指定寄付金の対象となる数少ない団体のひとつです)」と説明している。

 裏金が発覚した自民党では今年、複数の国会議員が自ら代表を務める政党支部に寄付することで所得税の一部が控除される「税優遇」を受けていたことが判明し、問題視された。24日に成立した改正政治資金規正法では、この「税優遇」は禁止されることになったが、まさか「政治とカネ」の新たな“抜け穴”を見つけたのではないかと勘繰りたくなる。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑