日常を忘れられる「たたずみ酒場」 東京・八王子「鎌田鳥山」の囲炉裏端でセルフ焼き鳥…気分は江戸時代あたりにタイムトリップ

公開日: 更新日:

トロロはじんわり染み込んでいくよう

 最後のシメは麦とろご飯。トロロには出汁が効いており、麦飯との愛称はバッチリだ。囲炉裏の上部にぶら下がる「自在鉤」に引っかけてもらった味噌汁の鍋から、お椀に注いで胃に流し込むと、じんわりと染み込んでいくようだった。

 まるで江戸時代あたりにタイムスリップしたかのような超絶体験である。今回、特別にウズラ丸焼きをつけてもらったが、基本的にこれだけのコースで料金は3800円。酒代を入れても6000円程度だ。

 店主の土川禮子さん(82)によると、創業は「1927年のちょっと後くらい」で、じきに100周年。創業者は当地で趣味の一環として野鳥の狩猟をやっていたが、好きが高じて店を始めたのだという。囲炉裏で焼くスタイルは変わっていないそうだ。

 お世辞抜きで「死ぬまでに一度は来るべき」と強く感じた店であった。

●営業日は金曜と土日祝日のみで午前11時~午後6時。
 電話(℡0426・76・4576)による事前予約が必須。

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