英国の獣医が3Dプリントの特殊ねじで愛犬を救う! 脊椎の異常で瀕死の状態から見事復活

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 脊椎の異常で命の危険に直面していた犬が、3Dプリントで作成された特殊なネジなどを使った手術で救われた。

 注目を集めているのは、英ウェールズのアングルシー島に住むナタリー・ジョーンズさんの愛犬アーサー。生後6カ月のコッカープー(コッカースパニエルとプードルのミックス犬)で、先日、突然床で鳴き叫び、呼吸困難に陥った。

 すぐに動物病院に連れて行き、検査をした結果、アーサーの脊椎は正常に連結しておらず、それが手足の機能障害を引き起こしていることが判明。緊急手術が行われた。

 5時間に及ぶ手術では、3Dプリントで作成された特殊なネジと手術用セメント(接着剤)が使用され、アーサーの脊椎を固定することに成功。

 執刀した獣医のロシオ・オーランディさんは「脊椎の異常は脳幹に近く、悪化すれば命に関わる恐れがあった」と説明。そのうえで「3Dプリント技術を使用することで、複雑な手術の精度が向上した結果、手術が成功しただけでなく、アーサーの予後も大幅に改善されました」と語った。

 アーサーは手術からわずか3日で退院。退院する時にはうれしそうにしっぽを振っていたそうだ。

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