ガソリンも高いが灯油価格も急騰!一昔前のハイオクガソリンと同じ1リットル140円の衝撃

公開日: 更新日:

 補助金はこれまでに計8兆円以上も投じられており、政府は昨年12月から段階的な縮小を決定。ガソリンや灯油の価格が上昇している要因となっているとされる。

■「燃料油価格激変緩和補助金」は価格引き下げの制度ではない

 ただ、補助金制度が始まった当時(22年1月)、1リットル当たり108円だった灯油の全国平均価格はウクライナ侵攻などもあって3月に同114円に急騰。その後は補助金効果で111~112円台で推移したものの、価格抑制の恩恵はそれほど感じられなかった。

 資源エネルギー庁の「燃料油価格激変緩和補助金」を見ると、制度は「消費者に直接補助金を支給する制度ではありません。また、小売価格の高騰を避けるための制度であり、価格を引き下げる制度ではありません」とある。「価格を引き下げる制度ではない」と明言しているため、補助金の有無による下げ幅と上げ幅に違いや差があるのはやむを得ないのかもしれないが、補助金縮小を決めた途端、たちまち価格が値上がりする状況に消費者が釈然としない感情を抱くのも無理はないだろう。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景