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多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(83)紙パック式キャニスター掃除機の人気が回復した理由

公開日: 更新日:

■サイクロンもメリット減

 サイクロンも、出た当時ほどのメリットがありません。サイクロン発売当時は、紙パックが不要なのでドッと売れました。サイクロンはゴミを遠心分離でより分け、最後に大きいゴミはダストボックスに残し、人間に無害なサイズのゴミは排気とともに外に出すので紙パック、フィルター双方不要とされていました。しかし今は、サイクロンにも高性能フィルターが装着されています。

 理由は2つ。1つはコードレス掃除機に搭載するなどして、システムを小型化したからです。遠心分離は重さでゴミを選別するので「高さ」が必要です。小型化すると高さが使えないので小さなゴミを分けることができないのです。2つ目は、PM2.5サイズのゴミが人体に問題があるとされたことです。サイズが小さい=軽いので、分離できない。このためフィルターを付けざるを得なくなったわけです。

 一方、紙パックは、不織布3枚の3層構造のゴミ袋兼フィルターです。コロナ禍のウイルス対策マスクと同じ構造。ウイルスレベルのゴミまで濾せます。加えて三菱は数カ月の使用を考慮し、消臭・ウイルス対策に炭成分を入れています。本炭釜炊飯器の三菱ならではのこだわりです。

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