「ホウレンソウのおひたし」では新人社員は育たない? 芳根京子主演「まどか26歳」でも取り上げていたが…

公開日: 更新日:

《仕事中はほぼ雑談ないし、昼はみんな個別にとるし、仕事終わった瞬間みんな帰る》《ホワイト職場引けた、本当に嬉しい毎日噛み締めてる》

 事務職の30代女性という、そんなXのポストが先日バズっていた。そして《良い会社ですね》などと賛同する声が少なくないのが、令和という時代。確かに“おひたし”以前の問題か。

「先の兵庫県知事選の際に、SNSで流れた情報をうのみにして、メディアの報道はウソだと決めつけた人たちがいましたが、それに通じるものがありそうです。SNS時代の若者にとってはネット上のやりとりが本音であってリアル。現実の雑談はあくまで建前でウソっぽい。タイパ重視の若者は、時間の無駄だと考えているのかもしれませんね」(明大講師の関修氏=心理学)

 なら、どうすりゃいいんだって怒ったアナタ、パワハラ上司認定されますよ。

 組織開発・人材育成を支援する「ALL DIFFERENT」による社会人1年目の社員300人を対象にした意識調査によると、理想の上司のトップは「具体的に手順を細かく教えてくれる」だった。

 それをSNSを駆使して「おひたし」でやればいいとしても、そんな面倒なこと、オジサンはやりたくない?

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性