著者のコラム一覧
柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

セブン-イレブンとファミリーマートのPBカステラを食べ比べ! 製造元は一緒でも何が違う?

公開日: 更新日:

カステラ編

 長崎のカステラは、しっとりとしていて、口の中がまどろっこしい甘さになるぜいたく品でした。オレンジ色の長方形のケースから出して、ナイフに1ミリも残さずに切るのは至難の業でした。

 最近、小さいボールに砂糖がべったりとついて、その場で揚げるベビーカステラの店が増えましたが、カステラの店は見かけなくなりました。

 ところが、そのカステラの売り上げが過去最高になっているそうです。カステラは、消費を映す鏡ともいえます。お土産、プレゼント、家庭用に使われるので、消費者の動向を確認できます。

 原材料の小麦粉や卵の価格が上がり、砂糖は数年前に比べ35%上がっているのですが、それによって売り上げが下がることもありません。カステラで有名な「福砂屋」の東京拠点の百貨店での売上高は過去最高で、「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂」の文明堂でも、外出が増えるとともに数千円のお土産用が増加しているようです。

 では、どんなカステラが売れているのでしょう。デパートでは、お洒落な包装のパッケージに小分けにされていたり、バウムクーヘンなどとセットになっていて売られています。おばあちゃんちで食べていた昔ながらのカステラではなく、核家族用の小さめサイズの売り上げも増えています。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲