宝くじ125億円、支払い保留のワケ…米テキサス州でのトラブルが物議

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 米テキサス州で発生した宝くじの巨額の当せん金支払いをめぐるトラブルが物議を醸している。

 匿名希望のある女性が今年2月、宝くじ「ロット・テキサス」で8350万ドル(約125億円)の大当たり。しかし女性が当せん金を請求したにもかかわらず、州宝くじ当局は支払いを保留している。

 女性は「ジャックポケット」というスマホアプリを使用して宝くじを購入しており、これが問題視されているのだ。

 ジャックポケットを使うと、ユーザーはオンラインで宝くじを購入できる。ユーザーが指定した番号を元に、代行業者が販売店でチケットを購入してジャックポケット側で保管。ユーザーはアプリに表示されるチケットの画像で、自身の購入内容を確認できる仕組みだ。ただし、チケット本体はユーザーには渡されない。

 同州宝くじの規則では、第三者を通じた購入が想定されていないため、アプリによる購入はグレーゾーンになっているという。パトリック州副知事も、自身のXに投稿した動画で、アプリによる宝くじ購入に関する透明性の欠如を指摘。写真はそのひとコマだ。

 しかし、女性は長年このアプリを使用し、これまでの当せん金は問題なく支払われていたという。州政府は関連する州法執行機関に徹底的な調査を指示。8350万ドルの行方に全米の熱い注目が集まっている。

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