宝くじ125億円、支払い保留のワケ…米テキサス州でのトラブルが物議

公開日: 更新日:

 米テキサス州で発生した宝くじの巨額の当せん金支払いをめぐるトラブルが物議を醸している。

 匿名希望のある女性が今年2月、宝くじ「ロット・テキサス」で8350万ドル(約125億円)の大当たり。しかし女性が当せん金を請求したにもかかわらず、州宝くじ当局は支払いを保留している。

 女性は「ジャックポケット」というスマホアプリを使用して宝くじを購入しており、これが問題視されているのだ。

 ジャックポケットを使うと、ユーザーはオンラインで宝くじを購入できる。ユーザーが指定した番号を元に、代行業者が販売店でチケットを購入してジャックポケット側で保管。ユーザーはアプリに表示されるチケットの画像で、自身の購入内容を確認できる仕組みだ。ただし、チケット本体はユーザーには渡されない。

 同州宝くじの規則では、第三者を通じた購入が想定されていないため、アプリによる購入はグレーゾーンになっているという。パトリック州副知事も、自身のXに投稿した動画で、アプリによる宝くじ購入に関する透明性の欠如を指摘。写真はそのひとコマだ。

 しかし、女性は長年このアプリを使用し、これまでの当せん金は問題なく支払われていたという。州政府は関連する州法執行機関に徹底的な調査を指示。8350万ドルの行方に全米の熱い注目が集まっている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗