ふるさと納税“金持ち優遇”は本当か? 超富裕層も「バラマキするなら減税を」訴える異常事態

公開日: 更新日:

 備蓄米の放出後も、店頭在庫の不足と価格高騰が収まらない中、ふるさと納税で申し込みが殺到しているのがコメの返礼品だ。茨城県坂東市では、納税返礼品のコメに1万件以上の申し込みがあったが、在庫不足で発送できない状況に。

 コメ確保に躍起になっているのは庶民だけではない。コメ騒動発生後、いち早く返礼品でコメを確保した富裕層が少なくないというのだ。

「ふるさと納税の昨年の利用者は日本全体で16.7%です。節税効果が高いため、税理士から節税指南を受けている経営者や芸能人、投資家など、高所得層ほどフル活用しています。控除上限額を目いっぱい利用している人が多く、コメのほかに食べきれないほど食品が送られてくるので、ホームパーティーを開いたり、人にプレゼントしたり、忘年会の景品にしたりしています」(経済ジャーナリスト)

 それでも余らせることが多く、返礼品専用の冷蔵庫まで持っている人がいるという。ふるさと納税の利用者は増加傾向だが、一部の人にとって依然ハードルが高いようだ。消費経済アナリストの渡辺広明氏はこう話す。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー