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柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

(3)失業保険を早く受け取る方法…定年近い夫は「外で勉強」がハッピーへの道

公開日: 更新日:

 条件は、事前に講座を申し込んでおかなければなりません。「会社を辞める1年以内」に教育訓練の対象となる講座を受講した人が対象です。

 なので、少しでも早く受け取るために、貞子さんは夫に、「講座でも受講してみたら?」とオススメしています。「資格取得なんて無理~。合格できないよ~」と即、断られたそうですが、それでも「受講だけすれば修了できるものもある」とパンフレットを取り寄せて講座を見せています。

 熟年離婚は過去最高で8割が妻から言い出しています。熟年離婚の原因は、性格の不一致、モラハラです。貞子さんにとってみると、もし、リストラされて自宅でゴロゴロされては部屋を汚されるばかりなのに、掃除してないとか、料理が遅いなどと文句ばかり言われては、たまったもんではありません。

 夫に合った勉強もあるはずです。なんといっても1万6000講座もあり、厚労省の教育訓練給付制度の検索システムから学校や講座などを探すこともできるのです。もちろん、講座を受講するには授業料を払わなければなりませんが、こちらも雇用保険に加入していて長年勤務していれば、その半分ほどは給付されます。講座によって違うので詳しくはお近くのハローワークに確認するといいでしょう。

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