(4)五月病でもう無理と思ったら…退社代行サービスを頼る前にできること
■悪質な退職代行サービスも
体育会系の飲み会、パワハラ、セクハラなどが理由で会話さえできなくなり、10社以上もある退社代行サービスを利用する若者は増えています。最近は5000円ほどで利用できるところもありますが、「辞めていいの?」「上司との間に入って仲良くしてから辞めようか」などと引き延ばしてサービス追加料金を要求したり、転職先を紹介するといって違法なアルバイトを紹介したり……。
退職は、法律上2週間前(規定で1カ月前の会社も)までに通知しないと、会社からペナルティーを請求されることもあります。
卒業後は、大学のキャリアセンターや同級生、ゼミの先生などに相談しづらく、欧米と違いキャリアカウンセラーに相談する習慣もないでしょう。はたらく女性スクエア、ハローワーク、その他、無料で相談できる民間の会社もあります。
会社によっては半年後に休職制度が利用できたり、3カ月後に有給休暇が取得できるところもあります。適応障害などの診断書があれば、休ませなければならない法律があります。