資産100億円のカリスマ個人投資家が口座を乗っ取られた…そこから私たちが学ぶべきこと
でも、冷静なシニア投資家ならば、ここであらゆる「ストーリー」を考えなければならない。
「自分は関係ない」と無視するのか、それとも「明日はわが身」とセキュリティーを見直すのか、はたまた「全額出金だ」と株式の売却に動くのか──人それぞれだろう。
そうじゃなくて「SNS自体が乗っ取られているのではないか?」。
そういった可能性も疑わなくてはならない。
「発言自体が乗っ取られていた!」というわけだ。「情報に踊らされてはいけない」と、改めて自分を戒めるのである。
現時点で正解は何だか分からない。しかし、緊急事態・危機に直面したときこそ、人生の経験者としての“真価”が問われることになる。
「自分は投資金額のケタが違うからいいや」と無視するのではなく、ここでは“最善手”を指すようにしたい。
ID・パスワードの変更、2段階認証の徹底、売買限度額の設定などなど──ヤレることはたくさんある。せっかく株をやっているのだから、全額出金などの“敵前逃亡”は避けたいところ。
そして来年の運動会に備える。かっこいいパパ(ジジ)を気取っていこう。まずはお腹をひっこめて、ハイセンスな服でキメる。
子供(孫)から“全額出金”“解約”されないように気を付けるのだ。酒なんて持ち込んだら最悪ですよ(笑)。