ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ
アメフト部の不祥事に「日大のドン」の逮捕
18年に悪質タックル問題を起こしたアメフト部は、23年に違法薬物事件で廃部。21年には「日大のドン」と呼ばれた当時の田中英寿理事長が所得税法違反容疑で逮捕され、有罪判決が確定した。
「ブランドイメージの悪化で入試に影響が出ています。かつて10万超だった日大の志願者数は24年が約7.5万人。25年は約9.2万人に回復したものの、東洋大は24年が約10.2万人、25年が約11.3万人と伸長した。25年の競争倍率は2.6倍の日大に対して東洋大は4.1倍と差をつけています」(石渡嶺司氏)
躍進の理由は“ライバルの自滅”だけではない。
「東洋大は00年代以降、7学部を新設し、現在は14学部体制。日大の16学部に迫っている。学生数は約3万人で、約6.6万人の日大を下回っていますが、学部ごとにキャンパスがバラバラで単科大学の連合体状態の日大に対し、東洋大が都心回帰した点も大きいでしょう。年内入試の実施も志願者増に寄与しています」(石渡嶺司氏)
日大と併願した場合、東洋大を選ぶ学生が多く、田久保氏の在学時と状況は異なるという。