元迷惑系YouTuberが奈良市議に…へずまりゅうと「口先政治家」への絶望感
実際、へずまの初当選を報じたネットニュースには批判的なコメントも目立つが、その一方で、〈彼が当選するほど、奈良市民は観光客の迷惑行為に困っていた、と見るのが正解では〉といった指摘もちらほら。
先日、保育士を名乗る人のこんなX(旧ツイッター)のポストがバズっていた。
〈マジで日本を守る前に町内会の清掃日にみんな出てきてほしいし、おまつりの当番も一緒にやってほしい〉〈30分で終わるから日本を守りたい人はみんな来てよ。こういう地道な活動が地域を、日本を守るんだってば〉
これには〈本当これ〉〈地元の活動に参加せずに国を語るのは違いますもんね〉などと賛同のリプが続々。都内のあるベテラン区議は「地方議員は“便利屋さん”みたいなもの。地域の清掃活動とか、住民と一緒にどれだけ汗を流したかで当落が決まります」と語る。脚本家でライターの源祥子氏がこう言う。
「へずまさんがこの先、何ができるのか分かりませんが、少なくとも〈自分たちのために何かやってくれるかもしれない〉と期待した有権者もいたわけです。裏を返せば、選挙の時だけ汗を流す、口先だけで実行が伴わない今の“オールド政党”の政治家には、もはや、へずまさんに対して抱いた淡い期待すら持てないのだと思いますね」
へずまにくみするつもりは毛ほどもないが、偽善者でも何かやるだけマシということか。