新宿タワマン刺殺事件で懲役15年…52歳男性には同情論もあるが「女性に貢がされるタイプ」の悲しい共通点

公開日: 更新日:

 昨年5月の新宿タワマン女性刺殺事件で殺人罪などに問われ、14日に懲役15年の判決が下された52歳の男には、SNSで同情する声も飛び交っていた。男は当時25歳の被害女性から「人生をかけてくれたら結婚する」と言われ、その気になって命の次に大切なバイクと車を売って1600万円を貢いだ。

「そのうえ、女性が経営するキャバクラに通うために数百万円借金をした挙げ句、女性から“痛い客”扱いされ、ストーカー規制法違反容疑で逮捕された。犯行を正当化する理由にはならないという注釈付きですが、裁判長も『女性に落ち度がなかったとはいえない』と認めています」(捜査事情通)

 SNSでも〈男をバカにしすぎ〉〈だます方も悪いのでは〉といった同情論が湧き起こっているが、ある結婚情報サービス会社関係者は「同情の余地はゼロでしょう」とこう続ける。

■ワンチャンを狙っても…

「そもそも20歳以上、年下と結婚する男性の割合は、全体の1%にも満たないんです。100人に1人どころか1000人に1人の話なのに、私の実感では、9割ぐらいの中年男性が〈自分にもワンチャンあるかも〉と期待を抱いていたりする。“ない”ですから。アラフィフの男性が若い女性から結婚をチラつかされてお金を無心されたら、もう絶対に“ない”ですから。いい年をした大人がその程度の分別がない時点で、同情の余地はないでしょうよ」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  4. 4

    「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由

  5. 5

    コメ増産の切り札として注目「再生二期作」の理想と現実…土地がやせ細るネガティブ要素も

  1. 6

    サマージャンボ宝くじ、スポーツくじ…運まかせと割り切らず「開運日」を狙ってみる

  2. 7

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  3. 8

    武庫川女子大の共学化に在校生&保護者から「裏切られた」などと不安の声…慰謝料は取れる? 弁護士に聞いた

  4. 9

    帰国子女は"親ガチャ"の典型か…有名大入学の優遇ルートの一方で、就職活動は厳しい側面も

  5. 10

    参院選もデマ情報が飛び交った…SNSの誹謗中傷「発信者情報」を1000円で開示する方法

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    参院選中に参政党「排外主義カルト」の実態をマトモに報じなかった大手メディアの生ぬるさ

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(29)名門芸術系高校に進学も...「よくあれで卒業させてくれたと思います」

  5. 5

    参政党旋風のシンボルさや氏をめぐるナゾが芸能界にも波及…CDデビュー、レーベルはどこ?

  1. 6

    玉木代表は会見のらりくらり…国民民主党が“激ヤバ”女性議員の「選挙違反」ウヤムヤ決着を狙うワケ

  2. 7

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  3. 8

    「さやお母さん」爆誕…“神谷ガールズ”が参政党の躍進を支えるも目標「20議席」は未達

  4. 9

    巨人がどれだけ憎くて憎くて仕方がなくても、「さすがは長嶋じゃ!」となってしまった

  5. 10

    帰ってきた阪神の“Gキラー”に巨人は戦々恐々…完封含む16イニング連続無失点の苦い記憶よぎる