サンマ初水揚げが例年の2.6倍、デカさも話題に…では豊漁はシーズン通して続くのか?
なぜ、突然、大きなサンマが大量に取れるようになったのか。サンマを取り巻く状況に、どんな変化が起きているのか。今年の根室近海には、例年より水温の低いエリアができているようで、冷たい水を好むサンマがそこに集まったと指摘されている。また、資源量が回復している可能性もあるという。
「近年は漁獲枠などで厳しい資源管理がされており、少しずつその効果が出てきているのかもしれません。全盛期の水揚げ量には程遠いとはいえ、少しだけ希望が見えたと思います。また、サンマがここまで大きくなるということは、エサも豊富な状態になっているのでしょう」(同前)
豊漁は、シーズンを通して続くのか。
「水産庁が出している予報では、今年もサンマの資源量は低水準で、シーズン後半はサイズも小さくなるとのことです。この後も順調に進むかは、まだ全くわかりません。少なくとも今なら、まるまると肥えた大きなサンマを、安く食べられます。最近は燃料代も高騰して漁業者の経営は大変なので、サンマを買って食べてもらうのが一番ありがたいです」(同前)
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