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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米ニューヨーク州の全公立校でスマホ全面禁止…賛否渦巻く新学期の試み

公開日: 更新日:

 新学期が始まる9月、ニューヨーク州で、大きな挑戦が始まりました。小学校から高校までのすべての公立校で「携帯電話の完全禁止」が一斉に導入されたのです。

 州全体で禁止に踏み切った背景には、「授業に集中できない」「SNSが子どものメンタルに悪影響を与える」など、スマホ利用の弊害が深刻化していることがあります。

 取り締まりの方法は学区や学校に委ねられており、登校時にロッカーへしまわせる学校や、まとめて預かって管理するところ、あるいは鍵付きの専用ケースに入れて下校時に開錠する方式など、さまざまな取り組みがニュースで紹介されています。

 では、この禁止策は果たして効果を発揮しているのでしょうか。

 まず変化を感じたのは先生たちです。「子どもが前を向いて歩くようになった」「授業中に黒板や先生を見るようになった」「ランチタイムの会話が増えた」などの声が報道されました。ある生徒からは「前より友達としゃべる時間が増えて楽しい」という声も上がっています。また「みんなが携帯を持っていないから、メッセージを送らなければというプレッシャーもなくなった」という感想もあり、子どもたちの適応力の速さがうかがえます。

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