クマ被害は過去最悪ペース…10月19日~20日の2日間で10人重軽傷も、想定外で打つ手なし
「今すぐできることは注意喚起です。仕事でどうしてもということでない限りは、生息地に近づかないようにしていただきたい。個体数自体が多いので適正な頭数で管理できるよう取り組んでいきます」(前出の担当者)
車の運転ができない高齢者は怖くて買い物にも行けず、犬の散歩も危険と隣り合わせだ。農業や林業の従事者にとっては毎日、「命懸け」の作業が続く。浅尾慶一郎環境相は17日、緊急談話を発表し、<生息地への立ち入り自重><果樹やゴミなど誘因物の管理><遭遇時の適切な対応>を求めたが、この程度で被害が収まるとは思えない。本格的な対策が待ったなしだ。