12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚
政府や保険者はアノ手コノ手でマイナ保険証への切り替えをせっつくが、いまだにマイナトラブルは絶えない。
全国保険医団体連合会(保団連)が27日、今年8月以降のマイナ保険証利用に関する実態調査(中間報告)を発表。全国4万7482の医療機関を対象に今年10月14日から1カ月間にわたって調査した。回答した9580の医療機関のうち7割で、「マイナ保険証による資格確認トラブル」が発生したという。
具体的なトラブル内容は相変わらず、名前や住所が「●(黒丸)で出る」(77.2%)や「資格情報が無効」(51.1%)、「カードリーダーの接続不良・認証エラー」(48.1%)など。その際の対応方法は「持ち合わせていた健康保険証で確認」(73.8%)が圧倒的に多い一方、「いったん10割負担いただいた」が前回5月調査の約1900件から激増。約3400件に上った。
患者だけでなく、医療事務側の負担も解消されないまま。「医療機関によって設置してあるカードリーダーの機種が違うので操作が分かりにくいと言われる。お年寄りは毎回スタッフによる説明が必要」(都内医科診療所)との声も寄せられた。

















