何十万の出費も…貢ぐ女性は注意! 夢追い男子の“応援要請”が年末に増えるワケ
夢追い男子を応援=収入に直結
年末になると増えるのが、「夢追い男子」からの応援要請です。年末年始のイベントに来てとか、頑張ってるから応援してほしいなどと言われた時に、上手にかわすコツがあるのだそう。
【内藤みかのあたらしいのがお好き】
夢追い男子は、芸能界やスポーツ選手を目指す人をはじめ、映画監督や漫画家やミュージシャンなどのクリエイター系もいます。最近では美容系インフルエンサーなど、コンテンツ配信者として名を上げたい人も増えてきました。
彼らが応援を要請する理由は、応援が収入に直結することがあるからです。
たとえばチケットや物販の売り上げがバックされます。配信だと投げ銭という利益になります。またSNSなど、いいねやフォロワーが増えたりランキングが上がるなどすれば認知度アップに繋がり、人気が出やすくなるのです。
年末年始には需要急増
そんな夢追い男子たちのコンタクトが、年末には増えます。年末はリアルでもオンラインでもイベントが多く、参加者を増やしたいからなのでしょう。また、獲得投げ銭額が1位になるとオーディションに合格できるというような配信イベントも増えます。
「頑張ってるので応援お願いします!」という言葉の裏には、「チケット買ってください!」「投げ銭してください!」というものが含まれています。
バーやコンセプトカフェなどでアルバイトをしている場合は店でのイベントも増えるため、「シャンパン入れてください!」という意味合いの誘いも増えます。
1位にするために数十万円の出費も
これらの誘いを「私のことを頼りにしてくれているんだ」と感じ、お金を出してあげる女性も少なくありません。もちろん本当に彼を応援しているのなら出してあげるのもいいでしょう。けれど、こちらのお財布の事情もあるので、出し過ぎには注意が必要です。
たとえばライブ配信のオーディションでは、最後は投げ銭合戦となり、1位にするために数十万円の出費が必要になるケースもあります。応援に夢中になるあまり、クレカの限度額までめいっぱい消費して、自分の生活が大変になってしまう人もいるほどですが、そこまでするのはちょっと危険かもしれません。
応援したいけど予算が…上手な断り方
応援したい気持ちはあるけれど、自分の予算もあるという場合の上手な断りかたを何人かに聞いてきました。割と多いのが「その日は用事があるからアーカイブでなら参加する」というものです。
演劇などのイベントや生配信などは日時が限定されていますが、後日アーカイブとして録画が販売されることがあります。そのほうが価格も安く、ライブ配信の録画なら投げ銭をする必要もありません。先約があるという断りかたは無難だと言えるでしょう。
また対抗方法として、自分自身も年末のイベントを作ってしまうというものがあります。たとえば「私もその日に公演があって、いっぱいいっぱいだからごめんね」と断ることができるのです。
どんな小さな企画でもいいので、何らかの用事を作っておくと、断りやすくなります。そして相手の反応も見てみましょう。相手がこちらのイベントを気にかけてくれたり、応援返しをしてもらえたら、お互いの絆は深まりそうです。
帰省という言い訳
ある人は、早めに実家に帰省してしまうため、年末年始のイベントは断らざるを得なかったそうです。実家なので年越しイベントにも参加できず、ライブ配信も視聴できないと伝えると納得してもらえたとか。応援したいのにできないと伝えるのには、実家を使う方法もよさそうです。
とはいえ、年末年始は夢追い男子にとって稼ぎ時であり、この時期の応援をかなり必要としていることは確かです。彼の才能を世に出したいと本気で考えているのであれば、この時期に援護すると喜ばれるでしょう。誰をどのくらい応援するか、しっかり厳選していくといいかと思います。
(内藤みか/作家)

















