著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

ヒグマ駆除のハンターを救った最高裁判決の注目点

公開日: 更新日:

 自治体から「ヒグマを駆除してほしい」と頼まれて出動し見事に仕留めたハンターが、それを理由に銃を取り上げられてしまった。そう聞くと「なぜ?」と首をかしげる方が多いでしょう。3月27日、最高裁はこの理不尽とも言える処分に「違法」の判断を下しました。

 2018年8月、北海道砂川市の要請を受けた猟友会砂川支部長の池上治男さん(77)は、市職員から住民の強い要望を理由にヒグマ駆除を依頼され、ライフル銃を1発発射し、駆除しました。ところが北海道公安委員会は、弾丸が周辺の建物に到達するおそれがあったとして、銃刀法に基づき池上さんの猟銃所持許可を取り消したのです。

 ここで「行政裁量」という考え方について見てみましょう。法律の中には、行政に一定の判断の幅を認める規定があります。銃刀法11条1項も「許可を取り消すことができる」という書きぶりで、公安委員会の裁量に委ねられています。

 ただし、裁量といっても何でも自由にできるわけではありません。行政事件訴訟法30条は、裁量権の範囲を逸脱したり乱用したりした処分は違法として取り消せると定めています。ざっくり言えば、行政の判断があまりにもバランスを欠いていれば、裁判所がストップをかけられる仕組みなんです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 2

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  3. 3

    秋には「ミヤネ屋」降板するのに…宮根誠司が今も「嫌いな司会者」でダントツのなぜ

  4. 4

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  5. 5

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  1. 6

    比大統領との国賓晩餐会で高市首相“謎テンション”…またまた動画で恥さらし批判殺到→大炎上!

  2. 7

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  3. 8

    5.30嵐「ラストコンサート」にラストスパート神対応 “高額転売”で話題になった「銀テープ」は後日ファンクラブ会員に送付へ

  4. 9

    2学年上の櫻井翔に諭されて堀越高校に進んだ松本潤のかけがえのない出会い

  5. 10

    「おい、オマエ、挨拶に来てねえよな!」納会の二次会でラーメンをすする牧田明久にお灸を据えた