地酒が飲めるジャズ喫茶 三田「亭久五」の思い出
10年前に建て替え
先日、近くを歩いていると、ビルになった店を発見し、思わず飛び込んだ。昼は人気の日替わりランチで賑わっている。今日はハンバーグと牛タンコロッケ(1000円)。昼は残念ながら酒の提供はなし。現在は先代店主の娘の長坂さんご夫婦が切り盛りしている。食べ終わり、娘さんに話を聞いた。
「10年前に建て替えて、店の雰囲気をそのまま残すような造りにしたんです」
なるほど。酒瓶が並ぶ棚も突き当たりのカウンターも昔のまま。そこにはあの頃の写真が。うわ! 懐かしい。来るたびに泥酔していた日々を思い出す。「当時の味そのままのニラ玉もありますよ」。店を出ようとしたら、こう追い打ちをかけられた。サイコ~! 体調を整えて夜来よう。こりゃあ、40年ぶりに三田通いが復活しそうだ。ウキウキ歩く還暦男。それはまるで新しい玩具を与えられた子供のようだったに違いない。 (藤井優)
○亭久五 港区芝3-31-6

















