地酒が飲めるジャズ喫茶 三田「亭久五」の思い出

公開日: 更新日:

10年前に建て替え

 先日、近くを歩いていると、ビルになった店を発見し、思わず飛び込んだ。昼は人気の日替わりランチで賑わっている。今日はハンバーグと牛タンコロッケ(1000円)。昼は残念ながら酒の提供はなし。現在は先代店主の娘の長坂さんご夫婦が切り盛りしている。食べ終わり、娘さんに話を聞いた。

「10年前に建て替えて、店の雰囲気をそのまま残すような造りにしたんです」

 なるほど。酒瓶が並ぶ棚も突き当たりのカウンターも昔のまま。そこにはあの頃の写真が。うわ! 懐かしい。来るたびに泥酔していた日々を思い出す。「当時の味そのままのニラ玉もありますよ」。店を出ようとしたら、こう追い打ちをかけられた。サイコ~! 体調を整えて夜来よう。こりゃあ、40年ぶりに三田通いが復活しそうだ。ウキウキ歩く還暦男。それはまるで新しい玩具を与えられた子供のようだったに違いない。 (藤井優)

○亭久五 港区芝3-31-6

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  3. 3

    「おい、オマエ、挨拶に来てねえよな!」納会の二次会でラーメンをすする牧田明久にお灸を据えた

  4. 4

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  5. 5

    あのちゃん騒動の“最大の誤算”とは…番組終了より深刻な“サイレントサポーター”の離反

  1. 6

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  2. 7

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 8

    「佐々木朗希を殺す気なのか」 ロッテが頭を抱えた泥沼交渉劇の舞台裏

  4. 9

    案の定ナフサは不足…それでも楽観論ふりまく赤沢経産相がついに「報道介入」の異常事態

  5. 10

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安