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中川淳一郎編集者・PRプランナー

1973年生まれの編集者・PRプランナー。多数のウェブメディアの記事にかかわる。日刊ゲンダイ「週末オススメ本ミシュラン」担当。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『それってホントに「勝ち組」ですか?』など。

Xの焼き鳥動画に賛否両論続々…アンチにぜひとも言いたい、鳥もサバも生で食べる九州の食文化

公開日: 更新日:

鹿児島・宮崎で鳥刺しは1日3万トンも食べられる日常食

 カンピロバクターは鳥の腸管内に多く生息する細菌で、熱することによって除去が可能。とはいっても、鳥刺しやたたきを作る際、手(手袋)や包丁、まな板からうつるリスクもあるわけで、よほど信頼できる店でないと安全性は保証できないだろう。この店に対しては、黒いゴム製の手袋をつけて鳥を捌いた後に焼き鳥を作ったりしているため(手袋は変えているかもしれないが)、動画視聴者からは食中毒の心配や店への疑問の声が多数書き込まれた。

 音良氏の指摘を受け、五本木クリニックの桑満おさむ院長も音良氏の指摘に賛同し、ギランバレー症候群による寝たきりの症例を2件経験したと述べた。これが約340万のインプレッションを獲得するほど注目を浴びた。

 これに対して、ほぼ毎日鳥刺しを食べているという鹿児島市在住の医師・医療経済ジャーナリストの森田洋之氏は鶏を生で食べる食文化がある鹿児島県と宮崎県の状況を紹介。以下、森田氏のXでの発言。これは約300万のインプレッションを獲得した。

《◯鹿児島・宮崎において「鳥刺し」は一日3万トン(※筆者注:実際は3トンと後に修正)も出荷される日常食。どこのスーパーでも必ず大量に鳥刺しが売られているくらい大切な食文化の一つなのです。

 ◯でもカンピロバクター食中毒発生率は全国平均以下で、死亡例はずっとゼロです。

 その秘訣は、「鮮度」ではなく「捌き方」。鹿児島・宮崎の鳥刺しは腸管内の病原体(カンピロバクター・サルモネラなど)で肉が汚染されないように県の厳しい規定で「捌き方」が管理されています。素人は決して手を出せません》

 そのうえで森田氏は寿司も刺身も卵かけご飯もリスクがあるとし、日本人がきちんと管理しているからこれらを食べられると指摘。そのうえで《大事なのは、ゼロリスクを求めることでなく、課題をきちんと認識・対処して上手にリスクと付き合うこと》と述べた。さらにはスーパーで鶏刺しがたくさん並んでいる写真も紹介した。

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