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中川淳一郎編集者・PRプランナー

1973年生まれの編集者・PRプランナー。多数のウェブメディアの記事にかかわる。日刊ゲンダイ「週末オススメ本ミシュラン」担当。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『それってホントに「勝ち組」ですか?』など。

旭川女子高生殺害事件でも騒然…なぜ女性の事件はネットで盛り上がるのか? 見えてきた論調支配者の属性

公開日: 更新日:

 さまざまな事件報道と、その後のネットの反応を見ていてつくづく思うことがある。「なぜ女性が犯罪者になると、男性犯罪者よりも格段に盛り上がるのか」という疑問だ。私は心理学者ではないため精神分析のようなアプローチはできないが、長年の記事編集経験とネットウオッチの現場から、具体的な事件をフックにその構造を探ってみたい。

 ここ数年、ネット上を騒がせ続けている象徴的な事件がある。2024年に発生した「旭川女子高校生殺害事件」だ。主犯格の内田梨瑚被告(23)は、自身が撮影したラーメンの写真を17歳の女子高生に無断で使用されたことに激怒。被害者を道の駅に呼び出して自動車内に監禁した末、旭川市の橋から転落させて死亡させた。7月6日、旭川地裁に懲役27年を言い渡された内田被告の控訴期限を迎えると、弁護側も検察側も控訴せず、刑が確定したが、「刑が軽すぎる」とネット上が再び騒がしくなったのは記憶に新しいだろう。

 この事件では、共犯の小西優花受刑者(21)に対し、2026年3月に懲役23年の実刑判決が言い渡されたが、この2人の風貌や素行はネット上で異様なほど取り沙汰された。「小西が美人だ」という容姿への言及に始まり、内田被告に複数の「舎弟」がいたこと、反社会的勢力とのつながり、違法薬物の使用疑惑などが次々と掘り起こされた。さらに、地元の警察官との交際が「癒着」として報じられ、それが彼女の暴走を許したのではないかという疑惑も含め、ネットの関心は最高潮に達した。

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