(7)「不思議なお客さま(?)」への対応は本当に難しい
1カ月後、その男性はフードコートで食事をしていた。食事の方法も普通ではない。ハンバーガーをしばらく見つめ、一口食べるとしばらく見つめる。この繰り返しだ。防犯カメラで確認したところハンバーガー1個食べるのに1時間半かけていた。ハンバーガー2個を3時間ほど、食べていただろうか。フードコートの閉鎖時間が過ぎても客席にいるので、立場上、その男性に声をかけ退出を求めた。面倒なことになるかと身構えたが、素直に席を立ち上がった。だが、動きはかなり「???」だ。2歩進んだところで直角に曲がり5秒ほど静止、また2歩前進し再び直角に曲がり5秒ほど静止。
■「宇宙人と交信している男」や「スパイに尾行されている女」…
こんなことを繰り返しながら歩くためフードコートを退出するのに10分ほどかかっていた。1カ月後、今度は立体駐車場の1階に姿を現した。天を見上げ大きく手を上げて歩いているではないか。それ以後、男性の姿を見なくなった。
もしかして、宇宙人との交信に成功し宇宙に旅立ったか……? 不思議なお客さまだった。

















