法令指定都市の分煙環境(上)「たばこ税収入」2位は横浜市219億円、1位は大阪市281億円

公開日: 更新日:

■住民1人当たりでも大阪が断トツで1万円超

 住民1人当たりのたばこ税収はどうか。多くの政令市は6000~7000円台だが、大阪市だけが1万円超と突出している。ちなみに大阪市の一般会計のうち市税収入は7945億円で、市たばこ税の占める割合は3.5%となっている。軽自動車税22億円(0.3%)の12.7倍。

 市にとって貴重な財源となっていることが分かる。

 別の角度からたばこ税収上位の都市を検証してみよう。たばこ税は特別税ではないので、一般会計に組み入れられ、明確な使途は分からない。とはいえ、税の性格からいって受動喫煙防止対策や喫煙所整備に充当されて当然である。そこで、上位3都市の公衆喫煙所の数を比較してみた。

①大阪市 指定喫煙所8カ所

横浜市 市設置喫煙所17カ所

③名古屋市 屋外分煙施設19カ所を含め全部で21カ所

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変