ごく普通の米国人女が「暗殺者」に! 英国で殺人未遂→国外逃亡5年→有罪判決に至った一部始終
英バーミンガムで2019年9月に起きた殺人未遂事件で、今年1月に逮捕された米国人の“女暗殺者”が先日、有罪判決を受けて注目を集めている。
この女は米ウィスコンシン州に住むエイミー・ベトロ被告(45=写真)。事件の発端は、18年に英バーミンガムの南アジア系コミュニティーの商業エリアにある結婚衣料品店で起きた喧嘩だ。ベトロの交際相手の男モハメド・ナジール(30)の家族と、シカンダー・アリさんという男性の家族が衝突し、負傷者が出る騒ぎになった。
これをきっかけに、両家族間の対立が激化。ナジールは出会い系アプリで知り合ったベトロに、アリさん暗殺を高額の報酬で依頼したという。
ベトロは19年8月、「ベッキー・ブース」という偽名で渡英。偽名でメルセデス車を購入し、銃や使い捨ての携帯電話を入手した。そして同年9月7日、アリさんの自宅前で待ち伏せしていたベトロはアリさんに近づき至近距離から銃を発砲したが、銃が弾詰まりを起こして失敗。アリさんは無傷でその場から逃れた。
翌8日早朝、ベトロはアリさんの自宅に向かって3発発砲し、窓を割った。ベトロはタクシーで逃走中、車内からアリさんの父親に対して「かくれんぼはやめろ。銃が弾詰まりを起こしてラッキーだったな」「家族かおまえか、選べ」などという内容の脅迫メッセージを送った。