浮気で妊娠、薬で中絶の女性が殺人で逮捕…中絶禁止法施行の米ケンタッキー州で大議論に

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 ほぼ全面的な中絶禁止法が施行されている米ケンタッキー州で、女性が薬で中絶を行い、胎児の遺体を自宅の裏庭に埋めて逮捕された。これを受け、中絶の賛否をめぐって改めて激しい議論が起きている。

 第1級胎児殺人罪、死体遺棄罪などで逮捕・起訴されたのは、同州カンプトン在住のメリンダ・スペンサー被告(35)。ケンタッキー州警の取り調べに、「交際相手とは別の男性と浮気して妊娠。ネットで中絶薬を購入し、昨年12月26日に服用した」などと供述した。その結果、翌27日に中絶は成功。胎児の遺体は自宅裏庭に埋めたという。

 妊娠何週目だったかは不明だが、胎児の年齢を特定するため司法解剖が予定されている。州警はスペンサーの供述に基づき、裏庭から胎児の遺体を回収した。

 同州において、第1級胎児殺人罪は、胎児の死を引き起こす意図が証明されれば成立し、最高で死刑が科せられる重罪だ。

 昨年末に事件が報道されると、中絶をめぐって極端に賛否が対立する議論が起きた。中絶反対の保守派や宗教系の人々からは「人殺し」「赤ちゃん虐待」などの非難と、極刑や終身刑を求める声が寄せられている。一方、中絶権利擁護派やリベラル層からは、「中絶禁止法が女性を危険に追い込む」といった被告に同情的な意見が優勢だ。

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