「景気回復」路線で第2、第3のワタミが次々と誕生する

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「人材育成をしない企業は、結局、プレーヤーとして未熟な人を『実力主義』などと称して、管理職に昇格させざるを得ない。経験の浅い管理職が何をするかといえば、部下にやみくもに『なぜできないのか』と問い詰め、最終的に部下をうつ病にしてしまう。本人が“仕事の再現性”に乏しく、何をどうすればいいのか分からないのだから、当然の帰結でしょう。今、多くの中小企業で、こうした“構造的ブラック化”が進んでいる印象がします」

 安倍政権が煽(あお)る「景気回復」路線は、「悪の構造」を深刻化させかねないという。
「飲食店や量販店が“成長”しようとすれば、とにかく単価を下げて出店攻勢をかけるしかない。そうすると、ますます未熟な若い管理職にたくさんの部下を配置して店舗を回していくことになる。急成長をしていた頃のワタミがこのパターンでした。安倍政権下で、第2、第3のワタミが次々と誕生すると思います」

▽よしだ・のりふみ 1967年生まれ。人事・労務、事件の取材を続けるジャーナリスト。

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