小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

“平成の徳政令”完全終了で懸念されるゾンビ企業の倒産急増

公開日: 更新日:

「ゾンビ企業の倒産が急増しかねない」(地銀幹部)と懸念されている。

 理由はリーマン・ショックを受けて2009年に導入された中小企業金融円滑化法の効力が、この3月末で完全に失われるためだ。中小企業金融円滑化法、別名「平成の徳政令」を導入したのは亀井静香金融相(当時)だ。

「亀井大臣は地元広島の中小企業経営者から窮状を聞き、全国の中小・零細企業を救わなければならないと思った」(金融庁関係者)という。剛腕で鳴らした亀井氏の行動は早かった。

「借り入れの返済に苦慮する中小企業が実効性の高い抜本的な再建計画を提出すれば、取引金融機関は借入金の金利減免や返済の猶予など、再建に協力しなければならない」と法律で取り決めた。その代わり、金融機関も再建に協力すれば、当該企業向け貸金の債務者区分は正常先、もしくは要注意先に引き上げることを認めた。金融機関は引当金の負担が軽くなり、収益への影響が軽減されるメリットがあった。 

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