税優遇で企業だけが潤う 子育て支援「くるみん」の無意味

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 育休明けの男性社員に地方転勤を命じたカネカ。同社が子育てサポート企業に贈られる「くるみん」認定企業だったことから、ドッチラケのムードが漂っている。

「くるみん」は厚生労働省が認定。企業は、くるみんマークを広告などに表示でき、採用の際もアピールしていいことになっている。さらに、「くるみん」の上には「プラチナくるみん」もあり、住友商事、大和証券、朝日新聞社など名だたる企業は、だいたいこちらの方を取得している。

 では、企業がこぞって「くるみんマーク」を取得したがるのかというと、税制の優遇措置があって、これがメチャメチャおいしいのだ。

 例えば、「プラチナくるみん」は、認定を受けた事業年度から3年間、車両や備品は12%の割り増し償却が認められる。社長専用車として1000万円のレクサスを買い、10年で減価償却を行う場合、通常なら1年当たり100万円しか損金扱いにならないが、くるみん企業なら12万円多い112万円を損金に計上できるのだ。その分だけ法人税が安くなる。

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