円高・株安に打つ手なし…それでも消費増税という大愚策

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 米中貿易摩擦の激化や世界の利下げ合戦を受けて、円高・株安が止まらない。今のレベルは序の口で、年内、一層の円高・株安が加速するとみられている。目いっぱいの金融緩和を続けてきた黒田日銀には打つ手ナシ。しかも、安倍首相は予定通り10月から消費税を10%に引き上げる姿勢を変えていない。いよいよ日本経済は崖の下にまっしぐらだ。

 ◇  ◇  ◇

 先週末、前日比453円の大幅安だった日経平均は5日も一時、先週末比570円安をつけ、終値は366円安い2万720円だった。2万円割れは目前だ。 世界経済減速が響き、パッとしない4~6月決算発表が続いていた。上場企業の純利益合計は前年同期比で8.8%も減っている。そして、何より、スゴイ勢いの円高が株価を押し下げている。 今月1日には、1ドル=109円台だった円相場は、2日に106円台、きのうは105円台に突入。短期間で3円超もの円高が進行した。6月の日銀短観によると、大企業・製造業の2019年度の想定為替レートは、109円35銭だから、輸出企業は大打撃だ。1円の円高でトヨタは年間400億円、日産やホンダは100億円、キヤノンは50億円の利益が消えるといわれている。さらに悩ましいのは、この先、円高要因ばかりが目につくことだ。

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