配当利回り約8%「オーストラリア・コモンウェルス銀行」
世界的に、長期金利が消滅(蒸発)しつつある。いまや、地球上で取引されている国債の何と、3割がマイナス金利だ。アメリカでは「逆イールド」(10年物国債と2年物国債の金利逆転現象)が話題になっている。
こんな状況下(超低金利時代)で、注目されるのが株式配当の魅力だろう。
ちなみに株式には、株主にとって、支配証券、利潤証券、物的証券の3つの機能がある。配当をもらうのは利潤証券としての権利だ。日本だって、東証1部の加重平均配当利回りは2・5%を超えている。
オーストラリアはもっとすごい。上場企業の平均配当利回りは4%強。特に、銀行株の配当利回りが高い。もちろん、オーストラリアの金融機関の経営は安定している。投資対象としては“優”である。
■配当利回り8%弱