重道武司
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重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

3年連続最終赤字「三井E&S」が抱える厄災プロジェクトとは

公開日: 更新日:

「事業を再構築し、飛躍に向けて力を溜める4年間」と位置づけたハズが、いきなり出はなをくじかれた。三井E&Sホールディングス(旧三井造船)は先週末、2020年3月期の最終損益が期初に見込んだ30億円の黒字から一転、880億円の大幅赤字に陥ると発表した。3年連続赤字で、財務基盤も一段と劣化。屋台骨を揺るがしかねない事態だ。

 三井E&Sは前期までの連続赤字を受けて今年5月、不採算事業の整理・撤退などを柱とする向こう4年間の再生計画をスタートさせたばかり。機関投資家筋からは「『力を溜める』どころか、力尽きてしまったのでは」といった皮肉も飛ぶ。

 大幅赤字の主因はインドネシアにおける火力発電所工事の遅延だ。発電用ボイラーに使う冷却用配管の設置でトラブルが頻発。人手不足や天候不順なども重なり、受注損失引当金713億円の追加計上を強いられる。同工事を巡っては前期も793億円の損失計上を迫られており、損失累計1500億円を超える「厄災プロジェクト」(業界関係者)となる。

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