重道武司
著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

114店を閉鎖「いきなり!ステーキ」復活への険しい道のり

公開日: 更新日:

 崖っぷちからひとまず生還――といったところか。外食チェーン大手のペッパーフードサービスが安価なステーキが主体の洋食事業「ペッパーランチ」の売却に踏み切る。売却資金は、今月末に期限の迫っている短期借入金20億円の返済原資や主力「いきなり!ステーキ」事業のリストラ費用などに充てる。単体ベースで約70億円の売却益を計上できる見込みで、債務超過転落の危機に瀕していた財務基盤も「一息つく」(関係者)格好だ。

 売却するのは6月に本体から分離したペッパーランチ運営子会社、JP社株。人気アパレル「WEGO」の買収などで知られる独立系投資ファンドのJ―STARに8月末メドに譲渡する。売却金額は85億円だが、JP社の収益目標達成度合いに応じて最大102億円まで増額される。

 ペッパーフードは「いきなり」の急速大量出店などがたたって2019年12月期で27億円強の最終赤字に陥った。このため自己資本比率が同12月末時点でわずか2%に低下、債務超過が目前に迫っていた。この間、資金の流出も加速。現預金は1年間で42億円超目減りして24億円余にまで落ち込むなど手元流動性は一気に逼迫した。

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