感染恐れ来院患者5割減も…コロナ禍で病院経営は崩壊寸前

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 新型コロナウイルスの感染者が再び増加するなか、コロナ関連の経営破綻が全国で309件に達している(7月3日現在東京商工リサーチ調べ)。業種別では緊急事態宣言の発令で来店客が減った飲食業を最多に、インバウンド需要喪失の影響による旅行・宿泊業、百貨店の休業の影響を受けたアパレル関係など個人消費の業種が目立つ。

 しかし、いま懸念されているのが医療施設の経営破綻だ。コロナの感染リスクから来院患者が激減し、赤字経営の施設が急増しているのだ。東京商工リサーチ情報部の松岡政敏課長が言う。

「感染者を受け入れている病院は多忙を極める一方、ほとんどの病院は赤字経営です。感染を恐れて来院患者が激減する病院が多く、スタッフの雇用見直しなど厳しい対応を迫られています。今後、医療施設の経営破綻は避けられないでしょう」

 東京都で勤務、開業する医師が加入している「東京保険医協会」が行った会員医療機関へのアンケート「新型コロナウイルス感染症による医業経営への影響」では、外来患者数、保険診療収入ともに9割超の医療機関が減少し、前年同月に比べ5割以上減少している医療機関は3割に上った。調査は4月に実施されているため、緊急事態宣言の発令、自粛要請による休業で施設の経営はさらに厳しい状況に追い込まれていると考えられる。

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