重道武司
著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

富士フイルム富山化学が開発「アビガン」の有効性に黄信号

公開日: 更新日:

 安倍晋三首相ののめり込みぶりから“アベガン”ともヤユされる、新型コロナウイルス治療薬候補の「アビガン」(一般名・ファビピラビル)。全国47医療機関を対象に、そのアビガンに関する臨床研究を進めてきた藤田医科大学は先週末、「明確な有効性は確認できなかった」とする最終報告をまとめた。国主導による備蓄計画に黄信号がともった格好だ。

 この臨床研究は今年3月上旬から5月中旬にかけて軽症や無症状の新型コロナ患者88人に対して行われた。「入院初日から最長で10日間アビガンを投与するグループ」と「最初の5日間は投与せず、6日目以降に投与するグループ」とに分けて有効性や安全性を確かめようというもので、ウイルスの消失・減少や解熱効果などを評価した。

 その結果、6日目までにウイルスが消失した患者は「最初から投与グループ」では66・7%、「5日間投与せずグループ」が56・1%。また熱が下がるまでにかかった平均日数は前者が2・1日だったのに対し、後者は3・2日だったという。このため同医科大では「ウイルス消失や熱が下がりやすい傾向はみられたものの、有効性が確認できるような有意差はなかった」と結論づけた。

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