相次ぐ大型の企業買収 日鉄は東京製綱に敵対的TOBの可能性
NTTドコモ、大戸屋、ファミマ、東京ドームなど、大型のTOBが相次ぐが、日本製鉄は21日、ワイヤロープ国内最大手の東京製綱に対し、TOB(株式公開買い付け)の実施を発表。最大で発行済み株式の10%を買い付け、保有比率を19.9%に引き上げる。日鉄は東京製綱と事前に協議しておらず、敵対的TOBに発展する可能性がある。
買い付け価格は1株当たり1500円(21日の終値1072円)で、費用は最大で約24億円。期間は22日から3月8日。
東京製綱は同日、コメントを発表し、TOBについて「当社に対して何らの連絡もなく一方的かつ突然に行われた」と批判した。