大塚家具“裏番長”の母・千代子氏が抱いた久美子氏への疑念
2009年に大塚家具の社長となった大塚久美子氏。本来、なるはずのなかった久美子氏の社長就任は、インサイダー事件や後継者の出奔などさまざまな偶然が重なったことが大きかったが、それだけではない。決め手となったのは勝久氏の妻・千代子氏の賛同だ。それだけ千代子氏は影響力を持っていた。
「大塚家具の創業当時から勝久さんを支えたのが千代子さんです。表の顔が勝久さんなら、千代子さんは内側で会社を切り盛りした“裏番長”的な存在。両者は2人で一対なんです。創業の頃から社員の面倒を見たり、相談に乗ったりして社内をまとめてきました。勝久さんが安心して営業で外を回れたのも千代子さんがいたからです」(元幹部社員)
■娘の社長就任に最初は賛同したものの…
それだけではない。