小林佳樹
著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

日銀のマイナス金利導入から丸5年「あと3年続く」の深読み

公開日: 更新日:

 マイナス金利が導入されて2月16日で丸5年が経過した。短期金利をマイナスに引き下げることで期待インフレ率を押し上げ、物価上昇率を2%まで高めることを目指したが、いまだに2%の上昇は実現できぬまま、副作用ばかりが目立つ始末だ。

「当初、短期間で終了するとみられていたマイナス金利は予想に反して長期化し、金融機関の利ザヤを圧迫している。とくに伝統的な預貸業務のウエートの高い地域金融機関の収益は悪化の一途をたどった」(銀行アナリスト)と言える。

■3月に緩和策の総点検

 しかし、日銀はマイナス金利を解除するつもりはさらさらない。

「日銀は3月18、19日の金融政策決定会合で、これまでの金融緩和策の総点検を行います。当然、マイナス金利政策についても金融仲介機能への副作用といったデメリットも俎上に載せることになりますが、黒田東彦総裁は早々に『政策点検でマイナス金利を見直すことはない』と明言しています。地域金融機関が期待するマイナス金利の解除は望み薄です」(前出の銀行アナリスト)という。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    マリエ覚悟の“枕営業”告発…旧態依然の芸能界に風穴なるか

  2. 2

    マリエの告発に出川哲郎ら事実無根と否定…なぜ今、何が?

  3. 3

    元ギャングに顔面の入れ墨…「消さずに生きていく」の真意

  4. 4

    眞子さまが結婚に一途なのはチャンスは二度とないと知っているから

  5. 5

    オリラジ中田も株で億万長者だが…金融庁投資推奨の危うさ

  6. 6

    松山マスターズVの裏側 コーチとギア担当者が新加入し支援

  7. 7

    五輪ありきの重点措置“乱発”の姑息…関西5府県は壊滅状態

  8. 8

    プロに任せるは“カモネギ”状態 買ってはいけない投資商品

  9. 9

    松山英樹Vの“神風”生かせず…「ラヴィット!」に失望の声

  10. 10

    羽鳥慎一高笑い?川島明「ラヴィット」はクセがなさすぎる

もっと見る