〈太陽光発電システムなどの開発の商談には「必ず、小泉元首相のツーショット写真を使え」と話していました。「ダメなものでも、大物政治家の名前を出せば、ゴリ押しが効くんだ」と〉
麻生太郎財務相や原田義昭元環境相らとの記念写真も顧客を信用させる営業アイテムとして使われていた、という。
金融機関に対する詐欺事件の摘発は“事件”の入り口にすぎない。
本筋は菅義偉首相のブレーンのひとりで地銀再編のキーマンとされている北尾吉孝氏が率いるネット金融大手、SBIホールディングスの子会社SBIソーシャルレンディングの闇に切り込むことだ。=つづく